木村秋則講演会開催

大分城西ロータリークラブ

佐藤憲幸

8月から会員が力を合わせて準備を進めてきた木村秋則さんの講演会。ポスター、チラシをみた一般の反響は大きく、事務局の佐藤さんやスタッフの方が連日対応におわれ、チケットは早々に完売してしまいました。

12月15日当日、朝10時会員が集合し会場設営を開始しました。11時より木村さんを交えての例会、食事をすませて各担当部署につきました。12時過ぎよりぞくぞく参加者の方がみえました。無農薬に関心のある主婦や農業に従事している方、木村さんのUFO体験に関心のある方など多種多様の方たちでした。同時に開催した1階の城西ロータリーの展示ブースや暁雲福祉会、書籍販売ブース、無農薬有機食品ブースなどもたくさんの人が集まっていました。講演会は小野会員の司会で1時30分に始まりました。主催者挨拶の後、暁雲福祉会の丹羽和美さんに進行していただき、金子みすず、宮沢賢治の詩の朗読の後木村秋則さんの講演になりました。

木村さんの講演は現在の農業の在り方にふれ、具体的に無農薬野菜などの栽培の仕方など、実例をあげて語っていただきました。この結果を出すまでにどのくらいの失敗をしたのだろうかとその努力のすごさに驚きました。木村さんは「人間バカになればいい」と言っています。バカと呼ばれるくらいに努力しないと結果を出せないのだと思います。木村さんは「自然のバランスや営みを知ったうえで、その仕組みに逆らうことなく、自分たちがうまく生きていけるように活かしていくわけです」「人間も植物も、地球上の生き物の一つに過ぎない」「自分の力でリンゴが育つように、私はお手伝いしただけです」「あくまでリンゴの実がなるように環境を整えてあげるのが人間の仕事です」と語られました。木村さんの農業に対する考え方、実践をとおしてみえてきたことが、私たち城西ロータリーの今年度「子どもたちに伝えたいこれからの農業」「子どもたちの未来へ残すもの」のテーマに重なってみえました。最後の質疑応答で木村さんのもう一つの経験UFO体験の話で会場は盛り上がりました。

講演が終わって木村さん、暁雲福祉会のみなさん、会員が壇上にあがって「ふるさと」を歌いました。総勢400名を超える参加者のうたごえは本当に会場がひとつになってこの講演会を開催して良かったと思える瞬間でした。今後も大分城西ロータリークラブは「子どもたちに伝えたい、ふるさとの良さ、日本のすばらしさ」をコンセプトに社会奉仕活動を推し進めていきます。